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東大阪市で外壁の塗り替えに使える市の補助制度は、市の公式サイトに見当たりません。市の住宅政策室が府と市の住まいの補助をまとめたページ「耐震・省エネ・バリアフリーなどの補助制度」(2025年11月13日更新)には、耐震化、再生可能エネルギー設備、介護・障害者向けの住宅改修など9つの制度が並びますが、外壁塗装や外壁の改修を目的にした制度はありません。外壁塗装の補助はないと明記したページも見つからないため、根拠はこの一覧に該当がないことです。
耐震改修の補助では、あわせて行うリフォーム工事は対象外と書かれています。外壁の費用を補助で抑える道があるとすれば、断熱材を使う外壁の断熱改修に大阪府や国の制度を使う場合です。2026年10月5日に確認した公式ページをもとに、使えるもの・使えないものを分けて説明します。府内のほかの市は大阪府の外壁塗装・助成制度まとめで比べられます。
東大阪市の住まいの補助一覧と外壁塗装
市のページに載っている制度を、外壁との関係で並べました。問い合わせ先は各制度の担当課です。
| 制度 | 対象 | 外壁塗装 |
|---|---|---|
| 分譲マンション耐震補助事業 | 分譲マンションの耐震化 | 該当なし |
| 耐震診断補助事業 | 昭和56年5月31日以前に原則として建築確認を受けた建物の耐震診断 | 該当なし |
| 耐震改修設計補助制度 | 木造住宅の耐震改修設計 | 該当なし |
| 耐震改修補助制度 | 木造住宅の耐震改修工事 | 併せて行うリフォームは対象外 |
| 除却工事補助事業 | 耐震性が不足する木造住宅の除却 | 該当なし |
| 再生可能エネルギー等普及促進事業 | 太陽光発電・エネファーム・蓄電池・ZEH | 該当なし |
| 介護保険住宅改修費の支給 | 手すりの取り付けや段差の解消など | 該当なし |
| 重度身体障害者等住宅改造助成事業 | 自立した生活に必要な住宅改造 | 該当なし |
| 日常生活用具給付事業(住宅改修) | 障害の種別・程度に応じた用具 | 該当なし |
同じ分類の「リフォームに係る補助・減税・融資・瑕疵保険制度」のページも、国の補助制度、リフォーム減税、住宅金融支援機構の融資などを紹介するだけで、市独自の外壁の補助は載っていません。
出典:東大阪市・耐震・省エネ・バリアフリーなどの補助制度、東大阪市・リフォームに係る補助・減税・融資・瑕疵保険制度(2026年10月5日確認)
耐震改修補助で外壁を直せるのはどこまでか
市の耐震改修補助は、昭和56年5月31日以前に市内に建てられた地上2階以下の木造住宅で、耐震診断の数値が1.0未満のものを1.0以上に高める工事などが対象です。標準改修工事で利子補給事業を使わない場合、補助額は1,050,000円と工事費の10分の8のいずれか低い額です。工事費には、必要となる撤去費や再仕上げなどの費用も含まれます。
ただし市のページは「耐震改修工事に併せて行うリフォーム工事等は補助の対象外」としています。補強に必要となる撤去費や再仕上げの費用は工事費に含まれますが、それとは別に行うリフォームは対象外です。外壁全体の塗り替えなどは、耐震改修と分けて見積もってもらいましょう。課税所得金額が507万円未満であることなどの条件もあります。
受付は原則として4月1日から12月上旬までで、受付戸数が予算額に達した場合は終わります。工事を始めた後や終えた後では補助金が出ないため、必ず着手前に建築安全課へ相談してください。
出典:東大阪市・耐震改修の補助金(2026年4月1日更新。2026年10月5日確認)
再エネ設備の補助は残り件数を確かめてから
市の「再生可能エネルギー等普及促進事業補助金」は、住宅に設置する設備とZEHの新築・購入が対象で、外壁や断熱改修の区分はありません。9月8日現在の受付状況は次のとおりです。
- 太陽光発電:上限8万円(2万円/kW×4kWまで)、募集約140件のうち残り約100件
- エネファーム:上限4万円、約200件のうち残り約187件
- 蓄電池:上限5万円、約140件のうち残り約106件
- ZEH(新築・購入):上限25万円、約20件のうち残り約19件
申請期間は令和8年6月1日から令和9年3月1日までで、先着順のため予算額に達すると受付を終えます。外壁の塗り替えと同時に屋根へ太陽光パネルを載せるといった計画でなければ、外壁の費用には関係しません。
出典:東大阪市・【令和8年度】【家庭用】太陽光発電・エネファーム・蓄電池の費用を一部補助します(2026年9月8日更新。2026年10月5日確認)
外壁の断熱なら大阪府のモデル事業か国のみらいエコ住宅
市に外壁の補助がなくても、断熱材を使う外壁の断熱改修なら府と国に制度があります。どちらも塗り替えの費用を対象にした制度ではありません。
大阪府の「既存住宅断熱化促進モデル事業補助金」は、府が開発した断熱シミュレーションツール「エコミエル」の精度を検証するため、モニターとして協力する人の断熱改修工事費を補助します。木造の一戸建てでは、主たる居室1室の内窓設置か外窓交換に外壁改修(断熱)を組み合わせることができ、その室の窓と外壁はすべて改修します。補助率は5分の4で上限20万円、2010年以前に竣工した住宅に限られます。申請期限は9月30日時点で予定数に達していないことから令和8年11月3日まで延び、5件の候補者が先着で決まった時点で終わります。工事前後の室温の測定などへの協力も条件です。
国の「みらいエコ住宅2026事業」は、窓などの開口部と外壁などの躯体の断熱改修を組み合わせる工事が対象です。登記事項証明書で平成28年12月31日以前の新築と確認できる住宅について、平成3年以前の新築なら100万円/戸または50万円/戸、平成4年〜平成28年なら80万円/戸または40万円/戸が上限です(高い方は高効率給湯器などの特定エコ住宅設備も設置する場合)。外壁の断熱は性能区分ごとに1立方メートルあたり44,000円・30,000円・15,000円・14,000円で、補助の対象工事に塗装はありません。交付申請の予約は遅くとも11月16日、着工は遅くとも2026年12月31日までで、予算の上限に達すればその時点で終わります。申請はみらいエコ住宅事業者が行い、リフォームの申請額は2026年10月5日午前0時時点で予算の8%です。
府の事業は国や府内市町村の補助金と補助対象を重複できないため、同じ工事でどちらを使うかを契約前に決めます。
出典:大阪府・既存住宅断熱化促進モデル事業補助金(2026年10月2日更新)、みらいエコ住宅2026事業・リフォーム、同・躯体の断熱改修(2026年10月5日確認)
東大阪市の一戸建ては2001〜2010年築が最も多い
令和5年住宅・土地統計調査では、東大阪市の居住世帯のある住宅は235,240戸、一戸建ては109,060戸で、割合は46.36%です。
一戸建ての建築時期を新しい順に見ると、2021〜2023年9月が3,130戸、2011〜2020年が15,600戸、2001〜2010年が19,150戸、1991〜2000年が18,150戸、1981〜1990年が16,630戸、1971〜1980年が15,710戸、1970年以前が12,190戸です。最も多い2001〜2010年築は築16〜25年ほどで、塗り替えの時期を迎えている家が多い年代です。1990年代以前の一戸建ても多く、1970年以前と1970年代を合わせた古い家では、塗り替えの前に耐震診断の対象かどうかを確かめておくと計画を立てやすくなります。
建築時期別の戸数を足しても総数とは一致しません。
出典:e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表(2026年10月5日確認)
隣の大阪観測所で見る東大阪の気候
東大阪市内には気象庁の平年値の観測点がないため、西に隣接する大阪市にある大阪観測所の1991〜2020年の平年値を参照します。市内の値ではない点に注意してください。
- 年降水量:1,338.3mm
- 年平均気温:17.1℃(日最高気温の平均21.3℃)
- 年間日照時間:2,048.6時間
- 年降雪深:1cm(最深積雪1cm)
- 雷日数:17.3日
雪の影響はほとんどなく、外壁の劣化は夏の強い日射と高い気温によるものが中心です。同じ市内でも、家ごとの日当たりや風通しで傷み方は変わります。
市役所から概略海岸線までの計算値は約15kmです。海から離れた内陸の市ですが、この距離は市役所を基準にした概算で、一軒ごとの塩害を判定する値ではありません。
出典:気象庁・大阪の平年値、国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(2026年10月5日確認)
「助成金が出る」「保険で無料」と言われたら
市の補助に外壁塗装の制度がない以上、「東大阪市の助成金で塗装が安くなる」という話には、どの制度のことかを必ず聞いてください。補助が出るかどうかを決めるのは制度を運営する市や府、国で、業者が約束できるものではありません。
火災保険も条件があります。国民生活センターは、経年劣化による住宅の損傷は自然災害などの事故による損害ではないので保険金支払いの対象にならないとし、保険金の請求は加入者自身で行うのが基本だとしています。うその理由で請求すると保険金詐欺に当たるおそれがあります。保険金が使えると勧誘する住宅修理サービスの相談は2019年度に2,684件で、近年は近畿地方などでも増えています。
業者選びに迷ったら、市のページが案内する大阪府の「住宅リフォームマイスター制度」も使えます。府が指定した非営利団体が一定の基準を満たした事業者を紹介料なしで紹介する仕組みですが、契約内容を保障するものではないと府は注意しています。トラブルは消費者ホットライン「188」へ相談できます。
出典:国民生活センター「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」と勧誘されてもすぐに契約しないようにしましょう!(2020年10月1日公表)、大阪府・住宅リフォームマイスター制度、東大阪市・リフォーム事業者・相談・事例紹介について(2026年10月5日確認)
東大阪市内で塗装工事業の許可がある3社
国土交通省の建設業者検索で、東大阪市内に主たる営業所があり、塗装工事業の許可が有効な事業者を3社選びました。
| 事業者 | 許可 | 所在地 | 電話 |
|---|---|---|---|
| 株式会社尾俣塗装店 | 大阪府知事許可 第110349号(一般・塗装工事業) | 大阪府東大阪市 稲田上町1-20-10 | 06-6745-6830 |
| 萩塗装 | 大阪府知事許可 第125968号(一般・塗装工事業) | 大阪府東大阪市 永和1-23-13 | 06-6722-8951 |
| 有限会社池田塗装 | 大阪府知事許可 第160598号(一般・塗装工事業) | 大阪府東大阪市 永和1-5-6-201 | 06-4307-6160 |
許可の有効期間の満了日は、株式会社尾俣塗装店が令和11年1月21日、萩塗装が令和13年4月13日、有限会社池田塗装が令和10年10月26日です。掲載は推薦ではなく、当サイトとの提携関係もありません。
出典:国土交通省・建設業者検索(2026年10月5日確認)
比較サービスで見積もりを集めるときのコツ
補助を前提にしない塗り替えは、時期や業者を自由に選べるのが利点です。相見積もりでは、塗料の種類と塗る回数、足場や付帯部の範囲をそろえて比べます。
ヌリカエ
2000年代に建った家の2回目の塗り替えなら、前回の塗料や工事の時期を伝えると提案がそろいやすくなります。
外壁塗装の窓口
府や国の断熱の補助も検討する場合は、窓と外壁の断熱を請け負えるか、国の事業者登録があるかを紹介の段階で聞いておきます。
外壁塗装一括net
塗り替えだけの価格比べに向いています。見積書に「一式」が多い場合は、数量と単価を出してもらいましょう。
よくある質問
東大阪市に外壁塗装の補助金はありますか?
市の住まいの補助をまとめたページに外壁塗装の制度は載っていません。外壁を目的にした市の制度は見当たらないため、塗り替えは補助なしで計画するのが前提です。
耐震改修と同時に外壁を塗り替えたら補助されますか?
耐震改修工事に併せて行うリフォーム工事等は補助の対象外です。補強で必要になる撤去や再仕上げの費用と、全体の塗り替えの費用は分けて見積もってもらいましょう。
太陽光パネルの補助と外壁塗装をまとめて頼めますか?
工事を同じ業者に頼むことはできますが、市の補助の対象は太陽光発電設備などで、外壁塗装の費用は対象外です。
遮熱塗料で塗れば大阪府の断熱の補助を受けられますか?
府のモデル事業で外壁が対象になるのは窓の改修と組み合わせる「外壁改修(断熱)」で、ZEH仕様基準への適合が条件です。予定数は5件と少なく、先着で決まります。
隣の大阪市の補助は東大阪市の家でも使えますか?
大阪市の住宅省エネ改修促進事業は大阪市内の住宅が対象のため、東大阪市の家では使えません。
雨漏りで外壁から水が入りました。火災保険は使えますか?
台風などの自然災害が原因で、契約がその損害を補償していれば対象になり得ます。年数による劣化が原因なら対象外です。加入先の保険会社に事情を説明して相談してください。
まとめ
東大阪市には、外壁塗装に使える市の補助制度が見当たりません。市の補助一覧は耐震、再エネ設備、介護・障害者向けの改修が中心で、耐震改修の補助でもあわせて行うリフォームは対象外です。塗り替えは補助を待たず、相見積もりで工事の範囲と金額を比べて決めるのが現実的です。
外壁に断熱材を入れる改修まで考えるなら、府のモデル事業(11月3日まで・先着5件)か国のみらいエコ住宅2026事業が候補になります。どちらも契約や着工の前に手続きが必要で、同じ工事に両方は使えません。住宅のほぼ半分が一戸建ての東大阪市では、2000年代築の家の塗り替え時期が続きます。補助の話を持ちかけられたら制度名を確かめ、急いで契約しないことが大切です。
東大阪市の近くの市区町
東大阪市から市役所どうしの直線距離が近い順に、当サイトで調べた周辺5市区町のページを並べました。助成制度は住んでいる市区町のものしか使えないため、隣の市の制度は参考として見比べてください。
- 大阪市の外壁塗装と助成金(約9km)
- 堺市の外壁塗装と助成金(約16km)
- 西宮市の外壁塗装と助成金(兵庫県・約25km)
- 神戸市の外壁塗装と助成金(兵庫県・約37km)
- 京都市の外壁塗装と助成金(京都府・約40km)
大阪府内の市区町を制度・受付状況で比べるときは、大阪府の外壁塗装助成金の一覧をご覧ください。
出典・確認日
- 東大阪市・耐震・省エネ・バリアフリーなどの補助制度、リフォームに係る補助・減税・融資・瑕疵保険制度、リフォーム事業者・相談・事例紹介について(2026年10月5日)
- 東大阪市・耐震改修の補助金、再生可能エネルギー等補助制度(2026年10月5日)
- 大阪府・既存住宅断熱化促進モデル事業補助金、大阪府・住宅リフォームマイスター制度(2026年10月5日)
- みらいエコ住宅2026事業【公式】、国民生活センター(2026年10月5日)
- 気象庁・大阪の平年値(西に隣接する大阪市の観測所)、e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表、国土交通省・建設業者検索(2026年10月5日)
- 国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(市役所基準の概算)



