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沼津市の外壁塗装に助成金はある?塗り替えは対象外、断熱材で外壁を断熱するリフォームなら上限6万円【2026年】

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沼津市の補助制度を見ても、外壁を塗り替える工事そのものに出る市の補助は見当たりません。市の「住宅に関する補助制度一覧」(2026年4月27日更新)に外壁塗装の制度は載っておらず、省エネリフォームの補助を説明した手引きには「※断熱塗装は対象外です。」と書かれています。

外壁に関係して市の補助が出るのは、断熱材を使って外壁の断熱性能を上げるリフォームです。「沼津市住宅用新エネ・省エネ機器設置費及び省エネリフォーム費補助金」の床・壁・天井の断熱で、施工面積10㎡当たり1万円、上限は6万円です。工事着工予定日の14日前までに申請し、交付決定を受けてから着手します。以下は2026年10月14日に市の公式ページと手引きで確かめた内容です。静岡県内のほかの市は静岡県の外壁塗装・助成制度のまとめで比べられます。

目次

塗料で塗る工事と、断熱材を入れる工事の線引き

手引きは、補助対象の断熱リフォームを「床・外壁・天井の断熱リフォームにおいて、熱伝導率0.052以下の断熱材を利用した、合計 30㎡以上の断熱工事」と定め、部分断熱も認めています。外壁まわりの工事を当てはめると、扱いは次のように分かれます。

  • 遮熱・断熱をうたう塗料での塗り替え:手引きの「断熱塗装は対象外」に当たり、補助なし
  • 普通の塗り替え・補修:市の制度一覧に該当する補助なし
  • 熱伝導率0.052以下の断熱材で外壁を断熱:床・天井と合わせて30㎡以上なら対象
  • 窓のガラス交換・内窓・外窓交換:別メニューの「窓の断熱」(0.8㎡当たり5,000円・上限4万円)

申請するときは、断熱材の性能が分かる書類と、施工する場所と面積が分かる立面図などを付けます。外壁の断熱と仕上げの塗装を同じ工事で行う場合も、補助の計算に入るのは断熱工事の部分なので、見積書は断熱材の施工と塗装の金額を分けてもらうと市の確認が進めやすくなります。

出典:沼津市・補助金申請の手引き(令和8年4月改正)(2026年10月14日確認)

補助額は面積で決まり、60㎡で上限に届く

床・壁・天井の断熱の補助額は、施工面積10㎡当たり1万円で、1,000円未満は切り捨て、上限は6万円です。最低の30㎡で3万円、60㎡に達すると上限の6万円になります。補助対象経費が計算した補助額より少ないときは、経費の額が上限です。

補助は「種類」ごとに1回までで、過去の年度に同じ種類の補助を受けた人や住宅は再び受けられません。対象の住宅は、申請者が自ら住んでいる市内の住宅か、完成から1年を過ぎた中古住宅で申請者が住む予定のものです。中古住宅の場合も、実績報告の時点でその住所に住民登録があることが求められます。

申請から入金までの順番

工事の段取りを組む前に、市の手続きの順番を押さえておきます。

  1. 工事着工予定日の14日前までに、申請書と見積書(または契約書)の写し、現況写真などを環境政策課の窓口へ直接持参する
  2. 市の審査を経て交付決定通知書が届く(受付から2週間程度が目安)
  3. 交付決定の後に工事に着手する。手引きは足場の設置も「工事の着手」に含めている
  4. 完了日から起算して30日を経過した日までに実績報告を出す(最終期限は令和9年3月31日)
  5. 交付額の確定通知を受けて請求書を出し、口座に振り込まれる

申請の受付は令和8年4月1日から令和9年3月12日までで、先着順です。土日祝日や連休に着工日がかかる場合は、特に早めに申請するよう市は求めています。

出典:沼津市・新エネ・省エネ機器を設置される方及び省エネリフォームを実施される方に補助金を交付します(2026年10月1日更新、2026年10月14日確認)

9月末時点の予算残は1,290,000円

市が公開している「予算の状況」(令和8年9月末現在)では、制度全体の予算額4,454,000円に対して執行額は3,164,000円、予算残は1,290,000円で、執行率は71.0%です。メニュー別に見ると、壁・床・天井の断熱は累計2件の申請でした。この補助は予算がなくなり次第終了するため、申請の直前に環境政策課(055-934-4741)へ残額を確かめてください。

出典:沼津市・予算の状況(令和8年9月末現在)(2026年10月14日確認)

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国・県の制度と重ねるときの注意

手引きは、この補助と市のほかの補助との併用はできない一方、国や県などの補助金とは併用できるとしています。ただし、国や県などの補助金の規定で併用が認められていない場合もあると注意書きがあります。

外壁の断熱で金額が大きくなり得るのは、国の「みらいエコ住宅2026事業」です。平成28年12月31日以前に新築された住宅が対象で、開口部と躯体の断熱改修を組み合わせることが前提になります。上限は、平成3年以前の住宅で100万円/戸(義務基準)・50万円/戸(次世代省エネ基準)、平成4年〜平成28年の住宅で80万円/戸・40万円/戸です。外壁の躯体断熱は断熱材の性能に応じて1立方メートルあたり44,000円・30,000円・15,000円・14,000円で、塗装は補助対象工事にありません。着工は遅くとも2026年12月31日まで、交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日までで、申請は登録したみらいエコ住宅事業者が行います。リフォームの予算に対する申請額の割合は9%(2026年10月14日 午前0時時点)でした。沼津市では1990年以前に建った一戸建ても多く、上限が100万円・50万円の年代に当たる住宅は少なくありません。

静岡県の「省エネ住宅新築等補助制度」は新築・購入した住宅向けで、今の家の外壁は対象外です。県の住まいづくり支援ガイド(令和8年度版)にある耐震の「外部改修事業」は、屋根の軽量化や外壁面への補強材の設置などの耐震改修で、窓口は市町です。沼津市では、昭和56年5月31日以前に建てた木造住宅の耐震補強に、耐震改修工事費の80%以内(上限100万円)を補助する制度が一覧に載っています。

出典:みらいエコ住宅2026事業・リフォーム、同・躯体の断熱改修、静岡県・令和8年度 省エネ住宅新築等補助制度、静岡県・住まいづくり支援ガイド、沼津市・住宅に関する補助制度一覧(2026年10月14日確認)

三島観測所の平年値と、海までの近さ

沼津市内には気象庁の平年値を出している観測点がないため、隣接する三島市の三島観測所の値を参照します(1991〜2020年の平年値)。

  • 年降水量:1,868.2mm
  • 年平均気温:16.3℃(日最高の平均21.4℃、日最低の平均11.9℃)
  • 年間日照時間:2,003.2時間
  • 年降雪深:2cm、年最深積雪:1cm(いずれも資料年数が足りない参考値)

雪はほぼ考えなくてよい一方、年降水量は1,800mmを超えます。市役所から概略海岸線までの計算値は5km未満で、駿河湾に近い土地柄です。この値は市役所を基準にした概算で、一軒ごとの塩害を判定するものではありません。海沿いの家では、塗り替えの見積もりの際に金属部分のさびや目地の傷みも点検してもらいます。

出典:気象庁・三島の平年値、国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(市役所基準の概算。2026年10月14日確認)

1981〜1990年築の一戸建てが7,700戸で最多

令和5年住宅・土地統計調査によると、沼津市の一戸建ては46,530戸で、居住世帯のある住宅82,540戸の56.37%です。一戸建てを建築時期別に見ると、1981〜1990年の7,700戸がいちばん多く、1991〜2000年の7,650戸がほぼ並びます。

建築時期 一戸建て
1970年以前 4,730戸
1971〜1980年 6,930戸
1981〜1990年 7,700戸
1991〜2000年 7,650戸
2001〜2010年 6,580戸
2011〜2020年 7,130戸
2021〜2023年9月 2,060戸

築30年を超える家が多く、外壁の塗り替えを何度か済ませた住宅もあるはずです。壁の中の断熱材が薄い年代の家なら、次の塗り替えのときに断熱を加えるかどうかを合わせて検討する価値があります。

出典:e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表(2026年10月14日確認)

火災保険と「補助で無料」の勧誘

台風などの自然災害で外壁が壊れたときは、契約内容によって火災保険の対象になることがあります。国民生活センターは、経年劣化による住宅の損傷は保険金支払いの対象にならないこと、保険金の請求は加入者自身で行うのが基本であること、うその理由による請求は保険金詐欺に当たるおそれがあることを示しています。保険金で自己負担なく修理できると勧誘される相談は、2019年度に2,684件ありました。

沼津市の断熱の補助は上限6万円で、塗装は対象外です。「市の補助で外壁塗装が無料になる」「断熱塗料なら補助が出る」と言われたら、契約の前に環境政策課へ確認します。

出典:国民生活センター・保険金を使って自己負担なく住宅修理ができると勧誘されてもすぐに契約しない(2026年10月14日確認)

断熱を入れるかどうかを伝えて見積もりを取る

市の補助を使う場合は、交付決定の前に足場を組めない点を業者に最初に伝えます。

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塗り替えだけの見積もりか、外壁の断熱リフォームも含めるかを申込みの段階で伝えます。

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海に近い立地なら、付帯部のさび止めを見積もりに含めるかを確認します。

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補助を使わない塗り替えの価格を複数社で比べるときに向いています。

沼津市内に営業所がある塗装工事業の許可業者

国土交通省の建設業者検索で、塗装工事業の許可を持ち、沼津市内に営業所がある事業者を3社確認しました。

事業者 所在地 電話 許可
株式会社高田守建築塗装 静岡県沼津市 岡一色270-1 055-926-3207 静岡県知事許可 第036797号(一般・塗装工事業)
栄塗装店 静岡県沼津市 岡宮62-9 055-922-5215 静岡県知事許可 第041054号(一般・塗装工事業)
上條塗装 静岡県沼津市 下香貫汐入2200-1 090-6573-9712 静岡県知事許可 第042205号(一般・塗装工事業)

許可の有効期間の満了日は、株式会社高田守建築塗装が令和10年9月23日、栄塗装店が令和9年8月14日、上條塗装が令和12年4月29日です。掲載は推薦ではなく、当サイトとの提携関係もありません。

出典:国土交通省・建設業者検索(2026年10月14日確認)

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よくある質問

沼津市で外壁の塗り替えに補助金は出ますか?

市の補助制度一覧に外壁塗装の制度は載っておらず、省エネリフォームの補助も断熱塗装を対象外としています。

断熱塗料や遮熱塗料で塗れば省エネリフォームになりますか?

なりません。手引きに「※断熱塗装は対象外です。」とあり、対象は熱伝導率0.052以下の断熱材を使う工事です。

外壁だけの断熱でも申請できますか?

床・外壁・天井のいずれかで、合計30㎡以上の断熱工事なら対象です。部分断熱も認められています。

工事を始めてから申請しても間に合いますか?

間に合いません。申請は工事着工予定日の14日前までで、足場の設置も着手に含まれます。交付決定を受けてから工事に入ります。

国のみらいエコ住宅2026事業と一緒に使えますか?

市の手引きは国の補助金との併用を可能としていますが、国の側の規定で認められない場合もあると注意しています。工事の範囲と見積書の分け方を、市と事業者の双方に確認します。

予算はまだ残っていますか?

令和8年9月末現在で予算残は1,290,000円、執行率は71.0%でした。予算がなくなり次第終了するため、申請前に環境政策課へ確認してください。

まとめ

沼津市の補助制度一覧に、外壁の塗り替えに使える補助は見当たりません。塗料による断熱も対象外で、補助が出るのは断熱材を使った床・外壁・天井の断熱リフォーム(合計30㎡以上)に限られ、金額も上限6万円です。

それでも、駿河湾に近く雨の多い沼津で築30年を超える家が多いことを考えると、塗り替えの時期は外壁の断熱を見直す機会になります。市の補助を使うなら着工14日前の申請と交付決定後の着手、国の制度も検討するなら予約期限の11月16日を先に確かめ、断熱と塗装を分けた見積もりを複数社から取って比べてください。

沼津市の近くの市区町

沼津市から市役所どうしの直線距離が近い順に、当サイトで調べた周辺3市区町のページを並べました。助成制度は住んでいる市区町のものしか使えないため、隣の市の制度は参考として見比べてください。

静岡県内の市区町を制度・受付状況で比べるときは、静岡県の外壁塗装助成金の一覧をご覧ください。

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出典・確認日

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この記事を書いた人

「外壁塗装の見積もりガイド」運営者。外壁塗装を考え始めた方が、見積もりや助成金、業者選びで迷わず判断できるよう情報をまとめています。記事は国土交通省・国民生活センター・気象庁・各自治体の公式資料を原文で確認して作成し、出典と確認日を明記しています。特定の業者をすすめるのではなく、複数社の見積もりを同じ条件で比べるための判断材料を届けることを大切にしています。

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