本ページはプロモーションを含みます。
弘前市の制度を見ても、外壁の塗り替えに使える市の補助は見当たりません。市の「木造住宅耐震化支援のお知らせ」のページは、「外壁・屋根の塗装工事、水回り等の省エネ改修、単なるリフォーム工事については補助対象外」と明記しています。
外壁で補助の対象になり得るのは、令和8年度の「弘前市既存住宅断熱改修事業費補助金」で、断熱材を使って外壁の断熱性能を上げる工事です。補助は対象経費の3分の1で、上限は10万円です。確認日は2026年10月14日で、青森県内のほかの市は青森県の外壁塗装・助成制度一覧で比べられます。
塗装は対象外、断熱材を入れる外壁改修は対象
断熱改修補助金の交付要綱が対象とする工事は、内窓の設置、外窓の交換、ガラス・ドアの交換、そして「外壁、屋根、天井又は床の断熱改修」の4種類です。外壁の断熱改修は、熱伝導率が0.052以下のノンフロン製品である断熱材を用いるものに限られます。
塗料を塗るだけの工事は、この4種類のどれにも当たりません。遮熱や断熱をうたう塗料でも、断熱材を使う改修でなければ要綱の条件を満たしません。外壁の張り替えに合わせて断熱材を入れる場合は、見積書で断熱材の工事と仕上げの工事を分けてもらうと、補助の計算がしやすくなります。
出典:弘前市・木造住宅耐震化支援のお知らせ、弘前市既存住宅断熱改修事業費補助金(交付要綱を含む。2026年10月14日確認)
断熱改修補助金の主な条件
| 項目 | 令和8年度の内容 |
|---|---|
| 対象住宅 | 市内の一戸建て住宅(併用住宅を含む) |
| 申請できる人 | 住宅の所有者で、住んでいるか実績報告までに住む予定の人 |
| 外壁の条件 | 熱伝導率0.052以下のノンフロン断熱材を使用 |
| 補助額 | 対象経費の3分の1(千円未満切り捨て)、上限100,000円 |
| 発注先 | 市内に本店がある業者、またはゼロカーボンシティひろさき推進協議会の会員業者 |
| 申請書の提出期限 | 令和9年1月29日 |
| 市税等 | 令和5年度から令和7年度までの滞納がないこと |
工事費が30万円を超えると、補助額は10万円で頭打ちになります。外壁全面に断熱材を入れる工事では、補助が費用に占める割合は小さくなります。補助は令和8年度予算の範囲内で交付され、市のページは申請の前に環境課へ連絡するよう求めています。
交付決定より前に着工しない
要綱は、補助事業の要件として「補助金の交付の決定を受けた後に着工するもの」を挙げています。進め方は次のとおりです。
- 環境課ゼロカーボンシティ推進係(0172-32-1969)に事前に連絡する
- 見積書、工事内訳書、断熱材の性能が分かる書類、外観と工事箇所の施工前写真、登記事項証明書などをそろえて申請する
- 交付決定通知書を受け取ってから着工する
- 完了後30日を経過する日か令和9年3月31日の早いほうまでに実績報告を出す
- 交付額の確定後に請求書を出し、30日以内に口座へ振り込まれる
使う材料は未使用品で、増改築に伴う工事は対象外です。
国や県の補助と同じ工事に重ねられない
この補助金は、市の他の補助金や、国・県その他の公的機関の補助金を活用する工事を対象にしていません。国のみらいエコ住宅2026事業で外壁の断熱改修をする場合、同じ工事で市の補助を重ねて受けることはできない書き方です。
みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)は、平成28年12月31日以前に新築された住宅で、開口部と躯体の断熱改修を組み合わせる工事が対象です。上限は平成3年以前の住宅で100万円または50万円、平成4年から平成28年の住宅で80万円または40万円です。外壁の断熱は1立方メートルあたり44,000円、30,000円、15,000円、14,000円の区分があり、塗装だけの工事は対象工事にありません。申請は登録事業者が行い、交付申請の予約は2026年11月16日まで、着工は12月31日までです。リフォームの予算に対する申請額の割合は9%(2026年10月14日午前0時時点)でした。
工事の規模が大きく窓も替えるなら国の事業、外壁の一部の断熱など小さめの工事なら市の補助、と見積もりの段階で比べるとよいでしょう。
出典:国土交通省・みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)(2026年10月14日確認)
青森県には外壁向けの県独自補助が見当たらない
青森県のリフォーム情報ページ「リフォさぽ青森」(2026年6月8日更新)が支援として紹介しているのは、国の住宅省エネ2026キャンペーンや既存住宅における断熱リフォーム支援事業などと、市町村の制度の検索です。外壁塗装や外壁断熱に使える県独自の住宅補助は載っていません。
県の住宅用太陽光発電設備等の補助は、令和8年度は市町村を経由して交付されます。弘前市では県の事業を活用した太陽光・蓄電池の補助を令和8年7月2日から12月28日まで先着順で受け付けていますが、外壁の工事は含まれません。耐震については、国の事業を活用する市町村の補助として案内されています。
出典:青森県・リフォさぽ青森、青森県・住宅用自家消費型太陽光発電設備等導入支援事業費補助金、弘前市・住宅用自家消費型太陽光発電設備等導入支援事業費補助金(2026年10月14日確認)
耐震改修と空き家活用の補助
木造住宅耐震改修促進事業費補助金は、令和8年度から平成12年5月31日以前に建てた住宅まで対象が広がりました。耐震改修や建て替えは対象経費の23%で上限117万2千円、受付は令和8年6月1日から11月30日までの先着順で、募集は1〜6件程度です。交付決定の前に契約すると対象外になります。市はこのページで、悪質な業者による勧誘にも注意を呼びかけています。
空き家活用リフォーム事業費補助金は、空き家を地域コミュニティの維持・再生の用途で10年以上使う場合の制度で、募集は1件です。住み続ける自宅の塗り替えには使えません。
出典:弘前市・空き家活用リフォーム事業費補助金(2026年10月14日確認)
年降雪深679cm、弘前の雪と外壁
| 項目(弘前観測所、1991〜2020年) | 平年値 |
|---|---|
| 年降水量 | 1,255.3mm |
| 年降雪深(降雪の深さの合計) | 679cm |
| 年最深積雪 | 88cm |
| 年平均気温 | 10.6℃ |
| 年間日照時間 | 1,585.1時間 |
市内の弘前観測所の値です。冬のあいだ外壁の足元は雪に長く埋もれ、屋根から落ちた雪が壁に寄りかかることもあります。北面や下屋の周りは乾きにくく、塗膜のふくれやコケが出やすい場所です。日照時間が短めなこともあり、塗り替えでは雪に接する高さの下地の傷みを先に点検します。断熱改修は、冬の暖房負担を下げる工事として雪国では検討の余地があります。
市役所から概略海岸線までの計算値は約30kmで、潮風の影響を前提にする位置ではありません。市役所を基準にした概算で、住宅ごとの塩害を判定するものではありません。
出典:気象庁・弘前の平年値、国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(2026年10月14日確認)
1970年以前の一戸建てが5,010戸残る弘前市
弘前市の一戸建ては、1970年以前に建ったものが5,010戸あります。建築時期別で最も多いのは1991〜2000年の9,020戸です。
- 1970年以前:5,010戸
- 1971〜1980年:7,610戸
- 1981〜1990年:7,840戸
- 1991〜2000年:9,020戸
- 2001〜2010年:5,920戸
- 2011〜2020年:6,040戸
- 2021〜2023年9月:1,510戸
令和5年住宅・土地統計調査で、居住世帯のある住宅は67,070戸、そのうち一戸建ては45,290戸(67.53%)です。戸建ての比率が高く、古い木造住宅も多いため、塗り替えと同時に耐震や断熱の補助が使えるかを確かめる価値があります。
出典:e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表(2026年10月14日確認)
雪害と火災保険、「助成金で無料」の誘い
雪の重みや強風で外壁が壊れた場合は、契約内容によって火災保険の対象になり得ます。国民生活センターによれば、経年劣化による住宅の損傷は自然災害などの事故による損害ではないため、保険金支払いの対象になりません。請求は加入者自身で行うのが基本で、うその理由による請求は保険金詐欺に該当するおそれがあります。
「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」とする勧誘の相談は、2019年度に2,684件ありました。弘前市の外壁塗装に使える補助は見当たらないので、「市の助成金で無料」と言われても契約を急がず、消費者ホットライン188に相談できます。
出典:国民生活センター・保険金が使えると勧誘する住宅修理の注意喚起(2020年10月1日公表。2026年10月14日確認)
一括見積もりで弘前の業者を探す
断熱改修の補助を使うなら、施工業者が市内に本店を置いているか、協議会の会員かを確かめます。
ヌリカエ
塗り替えだけの相談なら補助は前提にせず、見積額と塗料の耐用年数を比べます。
外壁塗装の窓口
雪が降る前に終えたい場合は、着工できる時期を最初に聞いておきます。
外壁塗装一括net
断熱材の工事を扱えるかどうかも、紹介された会社に確認できます。
弘前市内の塗装工事業の許可業者
| 許可 | 会社名 | 所在地 | 電話番号 |
|---|---|---|---|
| 青森県知事許可 第200707号(一般・塗装工事業) | 株式会社古澤塗装 | 青森県弘前市 弘前市大字大清水1-11-33 | 0172-27-2048 |
| 青森県知事許可 第200796号(一般・塗装工事業) | 本間塗装 | 青森県弘前市 大字茜町3-1-27 | 0172-88-7586 |
| 青森県知事許可 第200521号(一般・塗装工事業) | 株式会社菊池塗装工業 | 青森県弘前市 大字岩賀2-3-7 | 0172-32-3023 |
有効期間の満了日は、株式会社古澤塗装が令和9年6月18日、本間塗装が令和11年12月15日、株式会社菊池塗装工業が令和9年3月11日です。所在地は国土交通省の建設業者検索の表記のままです。掲載は推薦ではなく、当サイトとの提携関係もありません。
出典:国土交通省・建設業者検索(2026年10月14日確認)
よくある質問
弘前市で外壁の塗り替えに補助は出ますか?
使える市の補助は見当たりません。市は耐震化支援のページで、外壁・屋根の塗装工事は耐震改修の補助対象外と明記しています。
断熱塗料を使えば断熱改修補助金の対象になりますか?
外壁で対象になるのは、熱伝導率0.052以下のノンフロン断熱材を使う断熱改修です。塗料だけの工事はこの条件に当たりません。
断熱改修補助金の上限はいくらですか?
対象経費の3分の1で、上限は10万円です。千円未満は切り捨てになります。
申請はいつまでですか?
申請書の提出期限は令和9年1月29日です。交付決定を受けてから着工します。
国のみらいエコ住宅2026事業と一緒に使えますか?
市の要綱は、国や県などの補助金を活用する工事を対象外としています。同じ工事で両方を受けることはできません。
青森県に外壁塗装の補助はありますか?
県のリフォーム支援ページに、外壁塗装や外壁断熱に使える県独自の住宅補助は載っていません。
まとめ
弘前市で外壁を塗り替えるだけなら、市・県とも使える補助は見当たらず、費用は自己負担が前提です。補助を考えるなら、断熱材で外壁の断熱性能を上げる工事として、既存住宅断熱改修事業費補助金(3分の1・上限10万円)を使えるかを検討します。
年降雪深679cmの雪の多さを考えると、塗り替えの前に下地や外壁の足元の傷みを点検し、断熱も一緒に見直す価値があります。補助を使う場合は環境課に事前に連絡し、交付決定を受けてから市内に本店のある業者などが着工する順番を守ってください。
弘前市の近くの市区町
弘前市から市役所どうしの直線距離が近い順に、当サイトで調べた周辺3市区町のページを並べました。助成制度は住んでいる市区町のものしか使えないため、隣の市の制度は参考として見比べてください。
- 八戸市の外壁塗装と助成金(約87km)
- 秋田市の外壁塗装と助成金(秋田県・約103km)
- 盛岡市の外壁塗装と助成金(岩手県・約116km)
青森県内の市区町を制度・受付状況で比べるときは、青森県の外壁塗装助成金の一覧をご覧ください。
出典・確認日
- 弘前市既存住宅断熱改修事業費補助金(交付要綱を含む。2026年10月14日確認)
- 弘前市・木造住宅耐震化支援のお知らせ(2026年10月14日)
- 青森県・リフォさぽ青森(2026年10月14日)
- 国土交通省・みらいエコ住宅2026事業(2026年10月14日)
- 国民生活センター(2026年10月14日)
- 気象庁・弘前の平年値(2026年10月14日)
- e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表(2026年10月14日)
- 国土交通省・建設業者検索(2026年10月14日)
- 国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(市役所基準の概算)



