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このページでは、京都府内の市町村のうち京都市の制度を中心に紹介します。京都市で外壁の塗り替えに使える市の補助はありません。市は令和3年度まで外壁の遮熱塗装を含む省エネ改修補助を行っていましたが、令和4年度に廃止しています。掲載している市のうち、外壁塗装の補助がある市は0市です。
その代わりに京都市には、壁に断熱材を入れる改修を窓・ガラスの改修と組み合わせた場合に限って補助する「既存住宅の断熱改修等補助」があります。塗料は対象ではありません。京都府の住宅脱炭素化促進事業には外壁の区分がなく、窓等の改修は9月28日で新規の受付を終えました。
京都市以外の府内の市町村は、順次このページに追加します。それまでは各市町村の住宅担当課で制度の有無を確かめてください。
京都市と京都府の制度の比較表
| 地域・制度 | 外壁の塗り替え | 外壁の断熱改修 | 主な条件 | 受付の状況(10月5日時点) |
|---|---|---|---|---|
| 京都市・既存住宅の断熱改修等補助 | 対象外 | 窓・ガラスとセットなら対象になり得る | 再エネ100%電力への切替え、断熱材R2.7以上 | 令和8年11月30日まで(予算到達で終了) |
| 京都市・京町家改修補助金 | 一般の住宅は対象外 | ― | 昭和25年以前の京町家の外観の修理・復原 | 予算がなくなり次第終了 |
| 京都府・住宅脱炭素化促進事業補助金 | 区分なし | 区分なし | 窓等は先進的窓リノベ2026事業の基準 | 窓等の改修は9月28日で受付終了 |
京町家改修補助金は、外壁・木部・建具・格子などの伝統的な形態意匠を修理・復原する工事が対象で、普通の住宅の塗り替えに使う制度ではありません。
京都市で外壁が補助の対象になる条件
京都市の断熱改修等補助は、国の脱炭素先行地域に選ばれた市が既存の戸建住宅を対象に行う事業です。新築、共同住宅、長屋は対象外です。市の資料は、断熱材を用いた改修が補助対象で、塗料は補助対象ではないと書いています。外壁塗装、屋根塗装、遮熱シート、防水工事なども対象外の経費に挙がっています。
外壁を含められるのは、窓・ガラスの改修を必ず行い、天井・壁・床から1部位以上を組み合わせるパターンです。
- 補助:補助対象経費の2/3、1戸120万円まで(玄関ドアは5万円まで)
- 外壁の断熱材:熱抵抗値R2.7以上
- 改修率:外壁と窓・ガラスの2部位なら40%以上、天井も加えた3部位なら25%以上
- 電力:改修する住宅の電力を再エネ100%電力に切り替える(太陽光発電の設置は必須ではない)
手続きは契約前の交付申請から始まり、交付決定の通知を受けた後に契約・着工します。申請期間は令和8年5月1日から11月30日までで、申請総額が予算の上限に達すれば早めに締め切られます。
出典:京都市・住宅の外壁塗装の助成金について、脱炭素京都・既存住宅の断熱改修等補助(2026年10月5日確認)
京都府の住宅脱炭素化促進事業は窓とZEHが対象
京都府の「住宅脱炭素化促進事業補助金」は、ZEH住宅等の新築・購入と、既存住宅の窓等の高断熱改修を支援する制度です。外壁や断熱材を対象とする区分はありません。
窓等の改修は、先進的窓リノベ2026事業などの補助を受けて府内の自宅の窓等を改修した人に、先進的窓リノベ2026事業の補助額の1/2(最大10万円)を上乗せする仕組みでした。府の窓口である京都府地球温暖化防止活動推進センターは、9月28日に受け付けた申請で予算の上限に達したため、窓等の改修の新規申請受付を同日で終了したと案内しています。ZEH住宅等の新築・購入の募集期間は2027年3月5日までです(予算額に達した時点で終了)。
外壁の塗り替えや外壁の断熱に、府の補助を上乗せする道は今のところ見当たりません。
出典:京都府・住宅脱炭素化促進事業補助金の募集開始について、京都府地球温暖化防止活動推進センター・令和8年度京都府住宅脱炭素化促進事業(2026年10月5日確認)
国のみらいエコ住宅2026事業との関係
壁の断熱は、国の「みらいエコ住宅2026事業」でも対象になります。開口部と躯体の断熱改修を組み合わせることが前提で、塗装は補助対象工事に入っていません。平成28年12月31日以前に新築された住宅が対象で、外壁の断熱は断熱材1立方メートルあたり44,000円・30,000円・15,000円・14,000円です。申請するのは登録したみらいエコ住宅事業者で、交付申請の予約は遅くとも11月16日、着工は遅くとも2026年12月31日までです。リフォームの申請額は10月5日午前0時時点で予算の8%です。
京都市の申請の手引きは、同じ断熱材や窓・ガラスについて、国費が充当されている他の補助制度から補助を受けることはできないとしています。京都市の家で壁を断熱するなら、市と国のどちらで申請するかを見積もりの段階で決めておきます。
出典:みらいエコ住宅2026事業【公式】(2026年10月5日確認)
京都市の気候と外壁
気象庁の京都観測所(京都市内)の1991〜2020年の平年値では、年降水量は1,522.9mmです。年降雪深は15cm、年最深積雪は7cmで、雪日数は44.5日あります。年間日照時間は1,794.1時間、平均相対湿度は65%です。
積雪そのものは数センチ程度ですが、雨と雪の日が多い分、目地やサッシまわりのシーリングが傷むと水が入りやすくなります。塗り替えの見積もりでは、シーリングの打ち替えが含まれているかを確かめます。
市役所から概略海岸線までの計算値は約50kmで、海から離れた内陸です。この距離は市役所を基準にした概算で、個々の住宅の塩害を判定する値ではありません。
出典:気象庁・京都の平年値、国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(2026年10月5日確認)
京都市の住宅統計と許可業者
令和5年住宅・土地統計調査では、京都市の居住世帯のある住宅は731,200戸、一戸建ては316,600戸で、一戸建ての比率は43.3%です。一戸建ての建築時期で最も多いのは1991〜2000年の54,300戸で、1970年以前も44,300戸あります。
昭和56年5月31日以前に着工した木造住宅は、市の耐震・防火改修の支援「まちの匠・ぷらす」の対象になり得ます。古い家の塗り替えでは、耐震診断を受けるかどうかも合わせて考えておくと計画が立てやすくなります。また、京都市内は景観の規制がある地域が多く、外壁の色を変える場合は地域の基準を確かめる必要があります。
| 事業者 | 許可 |
|---|---|
| 株式会社山佐塗装工業 | 京都府知事許可 第005456号(一般・塗装工事業) |
| 内田塗装店 | 京都府知事許可 第042934号(一般・塗装工事業) |
| 株式会社岡部塗装 | 京都府知事許可 第039299号(一般・塗装工事業) |
いずれも国土交通省の建設業者検索で、京都市内の営業所と塗装工事業の許可を確認した事業者です。所在地・電話・有効期間は京都市の外壁塗装の助成金と制度のページに載せています。掲載は推薦ではなく、当サイトとの提携関係もありません。
出典:e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表、京都市・「まちの匠・ぷらす」、国土交通省・建設業者検索(2026年10月5日確認)
府内のほかの市町村で制度を探すとき
京都市以外の市町村には、それぞれ独自の住宅改修や省エネの補助がある場合があります。探すときは次の点を窓口で確かめると、塗装に使えるかどうかを早く見分けられます。
- 外壁の塗装が対象工事に書かれているか、断熱材を使う改修だけか
- 市町村内の業者に限るなど、施工者の条件があるか
- 申請は契約・着工の前か、先着か抽選か、予算が残っているか
「助成金で塗装が無料になる」「保険金で自己負担なしで直せる」と勧誘されたら、制度名を聞いて自分で確かめるまで契約しないでください。経年劣化による傷みは火災保険の支払い対象外で、迷ったときは消費者ホットライン188に相談できます。
出典:国民生活センター(2026年10月5日確認)
よくある質問
京都府内で外壁塗装に使える補助はありますか?
京都市には外壁の塗り替えに使える市の補助はなく、京都府の住宅脱炭素化促進事業にも外壁の区分はありません。ほかの市町村は各窓口で確認してください。
京都市の断熱改修等補助で遮熱塗料は使えますか?
使えません。市の資料は、断熱材を用いた改修が補助対象で、塗料は対象ではないとしています。
外壁の断熱だけで京都市の補助を受けられますか?
受けられません。窓・ガラスの改修が必須で、外壁はそれに組み合わせる部位です。電力を再エネ100%電力に切り替えることも条件です。
京都府の窓の補助はまだ申し込めますか?
窓等の改修は9月28日に受け付けた申請で予算の上限に達し、新規の受付を終えています。
京都市の補助と国のみらいエコ住宅2026事業は同じ壁に使えますか?
同じ断熱材について、国費が充当されている他の補助と重ねることはできません。どちらを使うかを契約前に決めます。
まとめ
このページで取り上げた京都市では、外壁の塗り替えに市の補助は使えません。外壁が補助の対象に入るのは、断熱材を使う改修を窓・ガラスの改修と組み合わせ、電力を再エネ100%に切り替える場合で、申請は11月30日まで(予算に達すればそれより前)です。京都府の窓等の改修補助は受付を終えています。
塗り替えだけなら補助を待たずに、シーリングや付帯部の範囲をそろえた相見積もりで比べるのが確実です。府内のほかの市町村は、追加するまで各市町村の窓口で制度を確かめてください。
出典・確認日
- 京都市・住宅の外壁塗装の助成金について(2026年10月5日)
- 脱炭素京都・既存住宅の断熱改修等補助(申請の手引き・よくあるご質問を含む。2026年10月5日)
- 京都市・京町家を改修したい(京町家改修補助金)、京都市・「まちの匠・ぷらす」(2026年10月5日)
- 京都府・住宅脱炭素化促進事業補助金、京都府地球温暖化防止活動推進センター(2026年10月5日)
- みらいエコ住宅2026事業【公式】、国民生活センター(2026年10月5日)
- 気象庁・京都の平年値、e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表、国土交通省・建設業者検索(2026年10月5日)
- 国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(市役所基準の概算)
