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郡山市で、いま住んでいる家の外壁を塗り替える工事に使える市の補助制度は見当たりません。福島県建築指導課が公表している「令和8年度 市町村による住宅建設等への支援制度調査票 県中建設事務所管内」で、郡山市の欄に並ぶのは耐震、ブロック塀、浄化槽、下水道、雨水活用、高齢者のバリアフリー改修、ゼロカーボン(設備)、緑化の制度で、外壁やリフォームを対象にした制度は載っていません。
県のほうは、注意喚起のページで「県において、今お住まいの住宅の外壁・屋根の塗装工事、外壁の貼り替え工事、屋根の葺き替え工事に対する補助金はありません。」と書いています。市が「外壁塗装の補助はない」と明記したページは見つからなかったため、市については「見当たらない」という結論です(確認日は2026年10月31日)。福島県内のほかの市は福島県の外壁塗装・助成制度一覧で見比べられます。
県中の支援制度一覧に載っている郡山市の住宅制度
県の一覧表(令和8年5月18日更新)に載る郡山市の住宅関連の制度を、外壁工事との関係で並べると次のようになります。
| 郡山市の制度 | 一覧表での位置づけ | 外壁の塗り替え |
|---|---|---|
| 木造住宅耐震診断者派遣事業 | 耐震化 | 記載なし |
| 木造住宅耐震改修促進事業 | 耐震化 | 耐震に関連しない工事は対象外 |
| ブロック塀等安全対策事業 | 耐震化 | 記載なし |
| 浄化槽・下水道接続・雨水活用 | 環境対策 | 記載なし |
| 高齢者にやさしい住まいづくり助成事業 | バリアフリー化 | 記載なし |
| ゼロカーボン推進事業 | 省エネルギー化(蓄電池・エコキュート等) | 記載なし |
| 緑あふれるまちづくり事業 | その他(記念樹・生垣) | 記載なし |
高齢者向けの助成は、65歳以上で市民税非課税または均等割のみ課税、要支援・要介護の認定を受けていない人が対象のバリアフリー改修で、外壁の語はありません。ゼロカーボン推進事業は令和9年3月15日まで先着順で受け付けており、9月末時点の残予算額は約1,950万円ですが、対象は設備に限られます。
出典:福島県・令和8年度 市町村による住宅建設等への支援制度調査票(県中建設事務所管内)、郡山市・ゼロカーボン推進事業補助金(2026年10月31日確認)
福島県が注意を呼びかける「塗装に補助金」のネット広告
県の建築指導課は「『外壁・屋根の塗装工事に補助金がでる』というネット広告に注意してください」という題のページ(2026年4月8日更新)を出しています。県からの補助金が出るとうたう広告があるものの、住んでいる住宅の塗装や貼り替え、屋根の葺き替えに対する県の補助金はない、という内容です。
同じページは、県の空き家対策総合支援事業と市町村の空き家改修補助の対象になる空き家なら、外壁の塗装に補助の可能性があるとも書いています。ただし、県が7月にまとめた市町村別の表では、県中で空き家改修のメニューを持つのは須賀川市、鏡石町、石川町、玉川村、浅川町、古殿町、三春町、小野町で、郡山市の名前はありません。
訪問や電話で「郡山市の助成金で塗装が安くなる」と言われたら、その制度名を聞き、市の担当課に直接確かめてから判断してください。
出典:福島県・「外壁・屋根の塗装工事に補助金がでる」というネット広告に注意してください、福島県・空き家対策総合支援事業(2026年10月31日確認)
空家地域活用改修費補助金は住むための改修に使えない
郡山市の空き家向けの改修補助は「郡山市空家地域活用改修費補助金」です。空き家を滞在体験施設、交流施設、体験学習施設、創作活動施設、文化施設などの地域活用の用途に10年以上使うための改修が対象で、自宅や住むための空き家の塗り替えは想定されていません。
- 補助:対象経費の3分の2、限度額40万円
- 申込期間:令和8年7月31日〜令和8年11月30日
- 選び方:申込の中から予算の範囲で、地域コミュニティの維持・再生に最も役立つ計画を優先
- 順番:事前確認の申込 → 適合の通知から30日以内に交付申請 → 交付決定通知 → 契約・着手
市のページは「工事の契約・着手は、必ず交付決定通知を受けてから行ってください。」と書き、事前確認の結果通知だけでは着手できないと念を押しています。ほかの制度で補助を受ける工事は対象になりません。
同じ時期に募集している空家バンク活用支援事業費補助金は、残置物の処分(上限10万円)と相続手続(上限5万円)が対象で、改修工事は含みません。
出典:郡山市・空家地域活用改修費補助金のご案内、郡山市・空家バンク活用支援事業費補助金(2026年10月31日確認)
耐震改修の補助と、外壁工事の見積もりの分け方
郡山市木造住宅耐震改修助成制度は、昭和56年5月31日以前に着工した木造住宅で、耐震診断で基準に適合しないとされた家が対象です。一般耐震改修と現地建替は工事費の5分の4で上限115万円、簡易・部分耐震改修は上限69万円です。令和8年度の第2回の受付は8月12日から8月31日までで、募集は合わせて1件程度、申込が多ければ抽選でした。10月31日時点のページに再募集の案内はありません。
市は「耐震改修工事に関連しない工事費用は補助の対象外」とし、同時に行う場合は見積書の金額を分けるよう求めています。壁を補強するついでに外壁を張り替えたり塗り直したりする場合も、補強の費用と仕上げの費用を別の行にしてもらうと審査で混乱しません。申請前に工事契約をした人は対象外です。
出典:郡山市・令和8年度郡山市木造住宅耐震改修助成制度のご案内(2026年10月31日確認)
国のみらいエコ住宅2026事業は塗装ではなく断熱
国土交通省などのみらいエコ住宅2026事業(リフォーム)は、窓などの開口部と外壁などの躯体の断熱改修を組み合わせる工事が対象で、塗装だけの工事は補助対象工事にありません。対象は平成28年12月31日以前に新築されたことが登記事項証明書で確かめられる住宅です。郡山市の一戸建ては2011〜2020年築が最も多い年代ですが、そのうち2017年以降に建った家はこの事業の対象になりません。
上限は平成3年までに建てた住宅が100万円(義務基準)または50万円(次世代省エネ基準)、平成4年から平成28年の住宅が80万円または40万円です。外壁の断熱は、断熱性能に応じて1立方メートルあたり44,000円、30,000円、15,000円、14,000円で補助額を積み上げます。
申請は登録されたみらいエコ住宅事業者が行い、一般の消費者は直接申請できません。交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日まで、着工と交付申請は遅くとも12月31日までで、予算上限に達すればその時点で締め切られます。リフォームの予算に対する申請額の割合は12%(2026年10月31日 午前0時時点)でした。工事請負契約は着工までに結んだものが対象で、契約日は問われません。
出典:国土交通省・みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)、躯体の断熱改修(2026年10月31日確認)
海から約60km、内陸の郡山観測所の平年値
- 観測所:郡山(市内のアメダス、統計期間1991〜2020年)
- 年降水量:1,143.3mm
- 年平均気温:12.4℃(日最高の平年17.1℃、日最低の平年8.2℃)
- 年間日照時間:1,781.1時間
- 年降雪深・最深積雪:観測項目がなく統計なし
郡山は盆地の内陸にあり、雨の量は太平洋側としては多くありません。昼と夜の気温差が大きく、冬は朝に冷え込むため、外壁の目地のシーリングや塗膜は伸び縮みを繰り返します。塗料の乾燥には気温が必要なので、冬場に施工するなら日中の作業時間が短くなる点も見積もりの段階で確かめておきます。
市役所から概略海岸線までの計算値は約60kmで、潮風による塩害を前提にする位置ではありません。これは市役所を基準にした概算で、一軒ごとの塩害の有無を判定するものではありません。
出典:気象庁・郡山の平年値、国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(2026年10月31日確認)
2011〜2020年築が最も多い郡山市の一戸建て
郡山市の一戸建てで建築時期が最も多いのは2011〜2020年の13,830戸で、比較的新しい家が厚い層をつくっています。築10年前後は最初の塗り替えを考え始める時期にあたります。
| 建築時期 | 一戸建て |
|---|---|
| 1970年以前 | 7,010戸 |
| 1971〜1980年 | 12,030戸 |
| 1981〜1990年 | 12,490戸 |
| 1991〜2000年 | 13,180戸 |
| 2001〜2010年 | 12,050戸 |
| 2011〜2020年 | 13,830戸 |
| 2021〜2023年9月 | 3,200戸 |
令和5年住宅・土地統計調査では、居住世帯のある住宅は139,450戸、そのうち一戸建ては78,070戸(55.98%)です。統計表の上で、建築時期の7つの数字を足しても一戸建ての総数とは一致しません。1980年以前の一戸建ても多く、こちらは塗り替えより先に耐震診断を考える価値があります。
出典:e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表(2026年10月31日確認)
郡山の塗装会社を一括見積もりで比べる
市の補助を前提にできないので、費用を抑える方法は複数社の見積もりを並べて比べることです。
ヌリカエ
塗料の種類と塗る回数が見積書に書かれているかを、各社で同じ条件にそろえて比べます。
外壁塗装の窓口
冬の施工を避けたい場合は、秋のうちに日程の空きを確かめておくと計画が立てやすくなります。
外壁塗装一括net
耐震補強と同時に工事する場合は、補強と仕上げを分けて見積もれるかも聞いておきます。
郡山市に営業所を置く塗装工事業の許可業者
| 許可番号 | 商号 | 所在地 | 電話 |
|---|---|---|---|
| 福島県知事許可 第023505号(一般・塗装工事業) | 早川塗装 | 福島県郡山市 安積町長久保1-7-13 | 0249-46-8318 |
| 福島県知事許可 第033564号(一般・塗装工事業) | 株式会社西條塗装 | 福島県郡山市 安積北井1-184 | 024-946-2442 |
| 福島県知事許可 第029449号(一般・塗装工事業) | 大一塗装株式会社 | 福島県郡山市 横塚3-16-22 | 024-941-4670 |
許可の有効期間が満了する日は、早川塗装が令和9年12月1日、株式会社西條塗装が令和13年5月19日、大一塗装株式会社が令和9年9月21日です。住所は国土交通省の建設業者検索に載っている表記をそのまま写しています。掲載は推薦ではなく、当サイトとの提携関係もありません。
出典:国土交通省・建設業者検索(2026年10月31日確認)
よくある質問
郡山市で自宅の外壁塗装に補助金は出ますか?
使える市の制度は見当たりません。県の令和8年度の市町村支援制度一覧で、郡山市の欄に外壁やリフォームの制度はありません。
福島県の補助金は使えますか?
県は、住んでいる住宅の外壁・屋根の塗装工事や外壁の貼り替えに対する補助金はないと明記しています。
空き家を買って塗り直す場合はどうですか?
郡山市の空家地域活用改修費補助金は、交流施設などの地域活用の用途に10年以上使う改修が対象です。住むための改修には使えません。
耐震改修と一緒に外壁も直せば補助されますか?
耐震改修に関連しない工事費用は対象外です。同時に工事するなら見積書の金額を分けるよう市は求めています。
国のみらいエコ住宅2026事業は塗装に使えますか?
塗装だけの工事は対象工事にありません。外壁の断熱改修を窓などの断熱改修と組み合わせる場合に補助の対象になります。
「助成金で塗装が無料」と言われたら?
その場で契約せず、制度名を聞いて市の担当課に確かめてください。福島県もネット広告への注意を呼びかけています。
まとめ
郡山市で外壁を塗り替えるとき、市にも県にも使える補助は見当たらず、費用は自己負担を前提に計画します。県が塗装の補助金はないと明記しているので、補助を理由に契約を急がせる勧誘には乗らないのが安全です。
2011〜2020年築の一戸建てが多い郡山市では、最初の塗り替えの見積もりを複数社で比べることがいちばんの節約になります。断熱まで手を入れるなら国のみらいエコ住宅2026事業の締切と対象住宅の年代を確かめ、1980年以前の家なら耐震診断も合わせて検討してください。
郡山市の近くの市区町
郡山市から市役所どうしの直線距離が近い順に、当サイトで調べた周辺3市区町のページを並べました。助成制度は住んでいる市区町のものしか使えないため、隣の市の制度は参考として見比べてください。
- 福島市の外壁塗装と助成金(約41km)
- 那須町の外壁塗装と助成金(栃木県・約47km)
- 那須塩原市の外壁塗装と助成金(栃木県・約56km)
福島県内の市区町を制度・受付状況で比べるときは、福島県の外壁塗装助成金の一覧をご覧ください。
出典・確認日
- 福島県・令和8年度 市町村による住宅建設等への支援制度調査票(県中建設事務所管内)(2026年10月31日確認)
- 福島県・国・県・市町村による住宅に関する補助等の支援制度(2026年10月31日確認)
- 福島県・「外壁・屋根の塗装工事に補助金がでる」というネット広告に注意してください(2026年10月31日確認)
- 福島県・空き家対策総合支援事業(2026年10月31日確認)
- 郡山市・空家地域活用改修費補助金(2026年10月31日確認)
- 郡山市・木造住宅耐震改修助成制度(2026年10月31日確認)
- 国土交通省・みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)(2026年10月31日確認)
- 国民生活センター・保険金が使えると勧誘する住宅修理の注意喚起(2026年10月31日確認)
- 気象庁・郡山の平年値(2026年10月31日確認)
- e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表(2026年10月31日確認)
- 国土交通省・建設業者検索(2026年10月31日確認)
- 国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(市役所基準の概算)



