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加古川市の外壁塗装に助成金はある?市の制度一覧に塗り替えの補助はなく、空き家と移住の改修補助だけ【2026年】

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加古川市には、住み続けている自宅の外壁塗装に使える市の補助制度が見当たりません。市の住宅政策課がまとめた「県、市の空き家改修に関する補助制度一覧」と、市サイトの「住宅」の制度一覧を2026年10月10日に確認したところ、載っているのは空き家の改修、移住・定住、耐震化の制度で、外壁塗装や塗り替えを対象にした制度はありませんでした。市が「補助はない」と書いたページは見つからなかったため、このページでは一覧に該当がないことを根拠にしています。

空き家を取得して直す人や、田園まちづくり地区へ移り住む人には改修費の一部を受けられる制度があり、外壁の扱いは制度ごとに違います。兵庫県内のほかの市の状況は兵庫県の外壁塗装・助成制度まとめにまとめています。

目次

市の一覧に並ぶのは空き家・移住・耐震の制度

住宅政策課の一覧は、市の制度として次の3つ、県の制度として1つを挙げています。

  • 加古川市空き家活用改修費補助制度(空き家バンクに登録している市街化区域の住宅が対象)
  • 加古川市移住・定住助成金(田園まちづくり計画策定地区の住宅が対象)
  • 加古川市住宅耐震化等促進事業(兵庫県民で市内に対象となる住宅を有している方が対象)
  • 兵庫県空き家活用支援事業(市街化調整区域の空き家が対象)

「住宅」の制度一覧にも、フェニックス共済、簡易耐震診断、防災ベッド・耐震シェルター、空き家バンクなどが並ぶだけで、いま住んでいる家の外装を直す補助はありません。省エネの分野でも、市は家庭用省エネ設備導入補助金のQ&A(令和8年5月7日第5版)で、窓断熱改修の補助について「市の補助事業は令和6年度をもって終了しました。」と答えています。市の家庭向け脱炭素ガイドに載る市の補助は、再生可能エネルギー設備と高効率給湯器で、外壁や断熱材の区分はありません。

出典:加古川市・空き家改修への補助制度について(2024年1月15日更新)、加古川市・住宅、加古川市家庭用省エネ設備導入補助金のQ&A、脱炭素に向けた支援制度~家庭向けガイド~(いずれも2026年10月10日確認)

空き家の場所で使える制度が変わる

加古川市では、空き家が市街化区域にあるか、市街化調整区域にあるかで窓口と制度が分かれます。

制度 対象になる場所 補助・助成の額 受付
加古川市空き家活用改修費補助 市の空き家バンクに登録された市街化区域の住宅 改修工事費の3分の1・上限50万円(工事費100万円以上) 令和8年12月25日まで
兵庫県空き家活用支援事業 市街化区域以外(市内では市街化調整区域) 対象経費とタイプごとの一覧表で決定(100万円未満は対象外) 令和8年12月25日まで
加古川市移住・定住助成金 志方町・平荘町・上荘町・八幡町の田園まちづくり地区の集落区域 空き家活用する転入者は経費の3分の1・最大100万円 予算の範囲内

市の空き家活用改修費補助は、築20年以上で、台所・浴室・便所などの水回り設備のいずれかが10年以上更新されていない空き家が対象です。補助事業の完了後10年以上住宅として活用することが条件で、申請は工事の着手前に行います。市の交付要綱は、補助対象経費を「空き家改修工事に係る費用(兵庫県空き家活用支援事業の対象となるものに限る。)」と定めています。

その県の事業は、補助制度のQ&Aの「補助対象工事の例示」で、外壁のリフォーム(塗装工事、補修等)と屋根のリフォームを〇としています。外構工事は対象外です。県の事業では交付決定を受けた後に工事請負契約と着工をする決まりで、改修工事と代金の支払いを令和9年3月31日までに終える必要があります。市の補助の要綱やページ自体には外壁の語がないため、空き家の外壁を工事に含めるときは、見積書を添えて住宅政策課(079-427-9327)に確かめましょう。

出典:加古川市空き家活用改修費補助制度について(2026年4月14日更新)、兵庫県・空き家活用支援事業(2026年4月6日更新)、同・補助制度に係るQ&A(いずれも2026年10月10日確認)

田園まちづくり地区への移住・定住助成金

市北部の志方町・平荘町・上荘町・八幡町のうち、田園まちづくり計画が策定され「集落区域」に指定された地域へ移り住む人向けの助成です。市外から一戸建てに移住する人は転入に要する経費の10分の10で最大50万円、空き家を活用して移住する人は空き家活用に要する経費の3分の1で最大100万円が上限です。ここでいう空き家は、築10年以上で契約日前日から空き家期間が6か月以上の住宅です。

空き家活用の場合、助成対象の経費には空家の取得、改修又は増築若しくは建て替え、引越しが並んでいます。外壁の改修が「改修」に含まれるかはページに書かれていません。10年以上住む意思があることや、昭和56年5月31日以前に着工された住宅では耐震基準を満たすことも条件です。申請の時期と必要書類は要綱にあるため、計画の段階でまちづくり指導課(079-427-9418)に相談してください。

出典:加古川市移住・定住助成金制度(2026年10月1日更新。2026年10月10日確認)

外壁塗装の費用と工事内容を、まず比較して確認

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※契約前に工事内容と補助金の条件をご確認ください

耐震改修補助は受付中、施工は県の登録業者に限る

旧耐震の家に住んでいる場合、塗り替えより先に検討したいのが加古川市住宅耐震化等促進事業です。令和8年度の交付申請は4月20日から12月25日まで受け付けており、予算に達するとその時点で終わります。

戸建住宅の耐震改修工事費の補助は、補助対象経費143.75万円までがその5分の4で、300万円を超える工事では130万円です。耐震診断と計画づくりには補助対象経費の3分の2以内・20万円を限度とする補助もあります。対象は昭和56年5月31日以前に着工された住宅で、所得1200万円以下などの条件があります。

工事は、兵庫県の住宅改修業者登録制度の登録業者か、県の登録を受けた事業者グループを構成する事業者による施工に限られます(マンションを除く)。耐震補強とあわせて外壁を塗り直すなら、その業者が県に登録されているかを先に見ておきましょう。

出典:加古川市住宅耐震化等促進事業について(2026年4月20日更新。2026年10月10日確認)

外壁を断熱するなら国の事業、県は融資の募集が終了

外壁に断熱材を入れる改修なら、国の「みらいエコ住宅2026事業」が候補になります。窓などの開口部と躯体の断熱改修を組み合わせる工事が対象で、塗装は補助対象の工事に含まれません。外壁の断熱は性能区分に応じて1立方メートルあたり44,000円・30,000円・15,000円・14,000円で、上限は平成3年以前の新築なら100万円/戸または50万円/戸、平成4年〜平成28年の新築なら80万円/戸または40万円/戸です。加古川市の一戸建ては1980年代、1990年代、2000年代の各年代に1万2千戸台から1万3千戸台が建っており、平成3年をまたぐ1990年前後の家は登記の新築日で上限が変わります。

交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日、着工は遅くとも12月31日まで(予算上限に達した場合はその時点まで)です。申請はみらいエコ住宅事業者が行います。リフォームの申請額は2026年10月10日午前0時時点で予算の9%です。

兵庫県の「住宅用創エネルギー・省エネルギー設備設置特別融資」は、躯体の断熱化工事(外壁、屋根、天井、床)を融資の対象にしていましたが、令和8年度の募集は終了しています。

出典:みらいエコ住宅2026事業・リフォーム、同・躯体の断熱改修、兵庫県・住宅用創エネルギー・省エネルギー設備設置特別融資(2026年10月10日確認)

雨が少なく風の強い播磨の気候

加古川市内には気象庁の平年値の観測点がないため、近隣の明石市にある地域気象観測所「明石」の平年値を参照します。明石の統計期間は1992〜2020年で、30年に満たない期間の値です。

項目 明石の平年値
年降水量 1,156.6mm
年平均気温 15.9℃
日最高気温の年平均 19.8℃
日最低気温の年平均 12.2℃
平均風速 3.7m/s
年間日照時間 2,160.3時間
年降雪深・最深積雪 観測項目がなく統計なし

瀬戸内海に面した播磨の沿岸らしく雨は少なめで日照時間が長く、外壁の傷みは紫外線による色あせやチョーキング(触ると白い粉が付く状態)として表れやすい傾向があります。市役所から概略海岸線までの計算値は5km未満です。市役所を基準にした概算で個別の住宅の塩害は判定できませんが、海寄りの地域では鉄部のさびも確認しておきましょう。

出典:気象庁・明石の平年値、国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(2026年10月10日確認)

住宅の約7割が一戸建て、年代は平均して分散

令和5年住宅・土地統計調査によると、加古川市の居住世帯のある住宅107,350戸のうち、一戸建ては73,100戸で68.1%を占めます。

建築時期別の一戸建ては、1970年以前が5,950戸、1971〜1980年が12,160戸、1981〜1990年が12,810戸、1991〜2000年が12,610戸、2001〜2010年が13,090戸、2011〜2020年が12,320戸、2021〜2023年9月が2,330戸です。1970年代から2010年代まで、どの年代も1万2千戸から1万3千戸ほどで並んでいます。初回の塗り替えから旧耐震の家の耐震改修まで、必要な工事の幅が広い地域です。建築時期別の戸数を足しても総数とは一致しません。

出典:e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表(2026年10月10日確認)

「市の補助で無料」「保険で負担ゼロ」の勧誘に注意

市の一覧に、住んでいる家の外壁塗装に使える補助はありません。「加古川市の助成金で塗装が無料」「補助で実質負担なし」と言われたら、どの制度の話なのかを確かめ、すぐに契約しないでください。空き家の補助も、市は工事の着手前の申請を、県は交付決定後の契約・着工を求めています。

国民生活センターは、「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」と勧誘されてもすぐに契約しないよう呼びかけています。経年劣化による住宅の損傷は自然災害などの事故による損害ではないので保険金支払いの対象とはならず、保険金の請求は加入者自身で行うことが基本です。うその理由による保険金請求は保険金詐欺に該当するおそれがあります。相談件数は2019年度に2,684件で、近畿地方でも増えています。困ったときは消費者ホットライン「188」に相談できます。

出典:国民生活センター(2020年10月1日公表。2026年10月10日確認)

外壁塗装の費用と工事内容を、まず比較して確認

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加古川市内の塗装工事業の許可業者3社

国土交通省の建設業者検索で、加古川市内に主たる営業所があり、塗装工事業の許可を受けている事業者を3社確認しました。

事業者 許可 所在地 電話番号
丸宮塗装 兵庫県知事許可 第408217号(一般・塗装工事業) 兵庫県加古川市 加古川町粟津296-1 079-492-8129
安田塗装工業株式会社 兵庫県知事許可 第403370号(一般・塗装工事業) 兵庫県加古川市 加古川町稲屋889-10 079-423-4802
播塗装 兵庫県知事許可 第407445号(一般・塗装工事業) 兵庫県加古川市 加古川町溝之口151-1-813 079-420-4063

有効期間の満了日は、丸宮塗装が令和9年8月3日、安田塗装工業株式会社が令和12年12月24日、播塗装が令和12年4月23日です。掲載は推薦ではなく、当サイトとの提携関係もありません。

出典:国土交通省・建設業者検索(2026年10月10日確認)

複数の見積もりで塗料と工程をそろえる

日差しの強い地域では塗料の耐候性の差が次の塗り替えまでの年数に表れます。見積もりは、塗料名とグレード、下塗りを含む塗り回数、足場、付帯部の範囲をそろえて比べましょう。

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ヌリカエ 外壁塗装の一括見積もり

色あせやチョーキングが出ている面を写真で伝えると、劣化の度合いに合った塗料の提案を受けやすくなります。

外壁塗装の窓口

外壁塗装の窓口 最大4社の相見積もり

空き家を買って直す予定なら、補助の交付決定を待ってから契約する段取りを最初に伝えておきましょう。

外壁塗装一括net

外壁塗装一括net 直接施工業者の一括見積もり

費用を中心に比べたいときに使えます。足場代や付帯部が別項目になっているかを見比べてください。

外壁塗装の費用と工事内容を、まず比較して確認

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よくある質問

加古川市に外壁塗装の助成金はありますか?

住んでいる家の外壁塗装に使える市の制度は、市の補助制度一覧に見当たりません。一覧にあるのは空き家の改修、移住・定住、耐震化の制度です。

市街化区域の空き家を買って外壁を塗り直したいのですが、補助は使えますか?

市の空き家バンクに登録された住宅なら、空き家活用改修費補助を検討できます。外壁の扱いは、見積もりを添えて住宅政策課に確認してください。

市街化調整区域の空き家ならどうなりますか?

兵庫県の空き家活用支援事業の対象地域です。県のQ&Aは補助対象工事の例に外壁のリフォーム(塗装工事、補修等)を挙げています。交付決定の後に契約・着工し、申請は令和8年12月25日までです。

窓の断熱リフォームに市の補助はありますか?

ありません。市は窓断熱改修の補助事業を令和6年度で終了したと案内しています。国の事業を確認してください。

耐震改修の補助と外壁塗装は同じ業者に頼めますか?

頼めますが、耐震改修の補助を受けるには兵庫県の住宅改修業者登録制度の登録業者などによる施工が必要です。

台風で外壁が傷んだら火災保険は使えますか?

自然災害による損害で契約の補償範囲に入っていれば対象になり得ます。経年劣化は対象外で、請求は加入者自身が行うのが基本です。

まとめ

加古川市の補助制度一覧には、住み続けている家の外壁塗装に使える制度がありません。外壁に関係しうるのは、市街化区域の空き家活用改修費補助、市街化調整区域の県の空き家活用支援事業、田園まちづくり地区の移住・定住助成金で、いずれも空き家や移住が前提です。

一戸建てが住宅の約7割を占め、日照の長い加古川市では、塗り替えは補助を待たず、紫外線に強い塗料を含めて見積もりを比べるのが現実的です。旧耐震の家は12月25日まで受け付けている耐震改修補助を、外壁の断熱は国の事業を、契約の前に確認しておきましょう。

加古川市の近くの市区町

加古川市から市役所どうしの直線距離が近い順に、当サイトで調べた周辺3市区町のページを並べました。助成制度は住んでいる市区町のものしか使えないため、隣の市の制度は参考として見比べてください。

兵庫県内の市区町を制度・受付状況で比べるときは、兵庫県の外壁塗装助成金の一覧をご覧ください。

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出典・確認日

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この記事を書いた人

「外壁塗装の見積もりガイド」運営者。外壁塗装を考え始めた方が、見積もりや助成金、業者選びで迷わず判断できるよう情報をまとめています。記事は国土交通省・国民生活センター・気象庁・各自治体の公式資料を原文で確認して作成し、出典と確認日を明記しています。特定の業者をすすめるのではなく、複数社の見積もりを同じ条件で比べるための判断材料を届けることを大切にしています。

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