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北海道で一次資料まで確認したのは、旭川市・函館市・札幌市の3市です。外壁塗装そのものを対象に明記しているのは旭川市だけで、函館市と札幌市は外壁の断熱改修が対象、塗装だけの工事は対象外です。
3市の制度は名前が似ていても、補助額の決まり方、受付の方式、工事を始めてよい時期がそれぞれ違います。お住まいの市のページで条件を確かめてください。
3市の制度を並べる
| 市別ページ | 制度 | 外壁で対象になる工事 | 補助 | 2026年9月23日の状況 |
|---|---|---|---|---|
| 旭川市 | 旭川市住宅改修補助金(維持保全型) | 外壁塗装を明記 | 定額5万円 | 受付終了 |
| 函館市 | 函館市住宅リフォーム補助制度 | 省エネ改修の「壁の断熱改修」。塗替えのみは対象外 | 対象額の20%・上限20万円 | 12月18日まで先着(8月31日時点の予算残332万3,000円) |
| 札幌市 | 札幌市住宅エコリフォーム補助制度 | 外壁全体の断熱改修(熱抵抗値4.0以上)。塗装のみは対象外 | 工種別の定額(外壁断熱は24万円)・上限50万円 | 第2回受付終了、9月30日に抽選 |
いま申請できるのは函館市だけです。旭川市は2026年度の受付を終え、札幌市は第2回の抽選を待つ段階にあります。
補助額の決まり方がまったく違う
旭川市の維持保全型は、築15年以上の住宅で対象工事費が100万円以上の改修に、一律5万円を補助します。外壁塗装だけで100万円に届くかが最初の分かれ目です。
函館市は、市が定める工事基準額と見積額の低いほうを対象額とし、その20%を補助します。対象額の合計が30万円以上であることが条件で、バリアフリー改修と省エネ改修を合わせた上限が20万円です。
札幌市は、工事の種類ごとに決まった金額を足していく方式です。外壁全体の断熱改修は1戸24万円ですが、全体の補助額は総工事費(税抜)の10%と50万円の低いほうが上限になります。
工事を始めてよい時期
| 市 | 契約・着工の時期 |
|---|---|
| 旭川市 | 交付決定の後に着手 |
| 函館市 | 交付決定の後に工事請負契約。契約・着手済みの工事は申請不可 |
| 札幌市 | 2026年4月1日以降の契約が対象。交付決定の前でも着手できるが、工事前の写真が必要 |
確認した3市のうち、交付決定の前に着手できるのは札幌市だけです。旭川市と函館市で同じように先に工事を始めると、補助を受けられなくなります。
気候と住宅の数字を3市で比べる
| 市 | 観測所 | 年降水量 | 年降雪深合計 | 市役所から概略海岸線まで | 一戸建て(比率) |
|---|---|---|---|---|---|
| 旭川市 | 旭川 | 1,104.4mm | 557cm | 約60km | 87,950戸(56.92%) |
| 函館市 | 函館 | 1,188mm | 306cm | 5km未満 | 68,050戸(57.78%) |
| 札幌市 | 札幌 | 1,146.1mm | 479cm | 約15km | 326,500戸(33.75%) |
気象値は各市内の観測所の1991〜2020年平年値、住宅は令和5年住宅・土地統計調査の値です。3市とも年降水量は1,100mm台でほぼ同じですが、雪の量と海までの距離は大きく違います。内陸の旭川は雪が最も多く、函館は海に近い市街地で雪と潮風の両方を受けます。
札幌市は一戸建ての比率が3割台で、共同住宅に住む世帯が多い市です。札幌市の外壁断熱の定額は戸建て住宅のみが対象なので、マンションの外壁には使えません。
| 市 | 塗装工事業の許可を確認した事業者(許可番号) |
|---|---|
| 旭川市 | 株式会社瀬尾塗装部(北海道知事許可 第560614号)、浦辻塗装株式会社(北海道知事許可 第560654号)、株式会社ニサカ(北海道知事許可 第560827号) |
| 函館市 | 鳥山塗装工業(北海道知事許可 第523741号)、株式会社佐藤塗装店(北海道知事許可 第524661号)、藤井塗装工業所(北海道知事許可 第522158号) |
| 札幌市 | 輝塗装株式会社(北海道知事許可 第723758号)、株式会社小島塗装店(国土交通大臣許可 第028705号)、有限会社旭美術塗装(北海道知事許可 第707562号) |
各社の所在地・電話は市別ページに載せています。許可は国土交通省の建設業者検索か都道府県等の公表名簿で確認したもので、掲載は推薦ではなく、当サイトとの提携関係もありません。
道内のほかの市町村で制度を探すとき
北海道の市町村の住宅改修補助は、「住宅リフォーム」のほかに「省エネ改修」「耐震改修」「克雪」「空き家」といった名前で分かれていることがあります。確認した3市でも、外壁塗装を対象にするのは旭川市の維持保全型だけで、函館市と札幌市は断熱改修に限られていました。
市町村のページを見るときは、対象工事の一覧に「塗装」の文字があるか、「塗替えのみは対象外」と書かれていないかを確かめます。受付が先着か抽選か、交付決定の前に契約してよいかも市町村ごとに違います。
よくある質問
北海道で外壁塗装だけに使える補助はありますか?
確認した3市では、旭川市の維持保全型が外壁塗装を対象に明記しています。2026年度の受付は終了しました。
函館市と札幌市は塗装でも使えますか?
使えません。どちらも外壁の断熱改修が対象で、塗装だけの工事は対象外です。
いま申請できる市はどこですか?
3市のうち受付中なのは函館市で、12月18日までの先着です。予算に達すると早く終わります。
札幌市では交付決定の前に工事を始めてもよいですか?
2026年度の制度では認められています。ただし工事前の写真が必要で、抽選に外れれば補助はありません。
雪が多い市ほど補助額は高いですか?
補助額は各市の計算方法で決まり、雪の量とは関係ありません。
マンションの外壁でも使えますか?
札幌市の外壁断熱の定額は戸建て住宅のみが対象です。ほかの市も対象住宅の条件を市別ページで確認してください。
まとめ
北海道の旭川市・函館市・札幌市では、外壁塗装を対象にするのは旭川市だけで、函館市と札幌市は断熱改修が条件です。補助額の計算方法も、定額、20%、工種別の定額と3市で異なります。
いま動けるのは函館市(12月18日まで・先着)で、交付決定の後に契約する順番を守る必要があります。旭川市は次年度の募集待ち、札幌市は第2回の抽選待ちで、これからの新しい申請は次年度になります。市の発表を確認してから見積の準備を進めてください。
出典
- 各市の公式ページ・要綱・パンフレット(2026年9月23日確認。旭川市は9月21日確認。リンクは市別ページに掲載)
- 気象庁・過去の気象データ検索(平年値)
- e-Stat・令和5年住宅・土地統計調査 第9-2表
- 国土交通省・建設業者検索
- 国土地理院住所検索、Natural Earth海岸線(市役所基準の概算)
